相続税について調べていると、
- 「相続税の税率って何%?」
- 「速算表の見方がわからない」
- 「実際はいくら税金がかかるの?」
- 「札幌の自宅や土地も課税対象になるの?」
と疑問を持たれる方が非常に多いです。
実際、札幌でも不動産価格の上昇や生前贈与の増加により、「うちは相続税は関係ないと思っていたのに申告が必要だった」というケースが増えています。
特に北海道・札幌市は、
- 土地が広い
- 地価が上昇している
- 二世帯住宅が多い
- 賃貸不動産オーナーが多い
- タンス預金が多い
といった特徴があり、相続税対策が重要になりやすい地域です。
本記事では、札幌で相続税申告を多数対応している税理士が、
- 相続税の税率
- 速算表の見方
- 実際の計算方法
- 具体的なシミュレーション
- 北海道特有の注意点
まで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
札幌で相続税申告をご検討中の方は、まずは下記トップページもご覧ください。
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相続税の基本|そもそも誰にかかる?
まず大前提として、相続税は全員にかかるわけではありません。
相続税は「基礎控除」を超えた場合のみ課税されます。
基礎控除の計算式
3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数
具体例
| 法定相続人 | 基礎控除額 |
|---|---|
| 1人 | 3,600万円 |
| 2人 | 4,200万円 |
| 3人 | 4,800万円 |
| 4人 | 5,400万円 |
例えば、
- 配偶者
- 子2人
の合計3人が相続人の場合、基礎控除は4,800万円です。
つまり、相続財産が4,800万円以下であれば、原則として相続税はかかりません。
ただし、
- 小規模宅地等の特例
- 配偶者控除
などを使う場合は、「税額がゼロでも申告が必要」なケースがあります。
「申告不要だと思っていたら必要だった」というケースは札幌でも非常に多いため注意が必要です。
関連記事:
相続税対策としての家なき子特例
相続税の税率一覧(速算表)
相続税は「超過累進税率」です。
つまり、財産が多いほど税率が高くなります。
相続税の速算表
| 法定相続分に応ずる取得金額 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 1,000万円以下 | 10% | 0円 |
| 3,000万円以下 | 15% | 50万円 |
| 5,000万円以下 | 20% | 200万円 |
| 1億円以下 | 30% | 700万円 |
| 2億円以下 | 40% | 1,700万円 |
| 3億円以下 | 45% | 2,700万円 |
| 6億円以下 | 50% | 4,200万円 |
| 6億円超 | 55% | 7,200万円 |
「速算表」の見方をわかりやすく解説
ここが最も誤解されやすいポイントです。
例えば、
「1億円だから税率30%」
ではありません。
実際には、
- 法定相続分ごと
- 段階的
に税率が適用されます。
具体例①|遺産総額6,000万円・相続人2人の場合
ケース
- 被相続人:父
- 相続人:母・子1人
- 遺産総額:6,000万円
基礎控除
3,000万円 + 600万円×2人 =4,200万円
課税対象額
6,000万円 − 4,200万円 =1,800万円
法定相続分で分ける
- 母:900万円
- 子:900万円
税率適用
900万円は「1,000万円以下」なので税率10%。
900万円 × 10% =90万円
2人分で、
90万円 × 2人 =180万円
これが相続税総額(=相続人全員に対してかかる税金)です。 この相続税総額を実際に各相続人が取得した財産額に応じて各相続人に配分するという流れになります。
具体例②|札幌市中央区に自宅があるケース
最近札幌市中央区ではマンション価格や土地価格が上昇しています。
そのため、
- 「昔は3,000万円程度だった土地」
- 「今は相続税評価額が大きく上昇」
しているケースも珍しくありません。
ケース
- 自宅土地:5,000万円
- 預金:4,000万円
- 合計:9,000万円
- 相続人:子2人
基礎控除
3,000万円 + 600万円×2 =4,200万円
課税対象
9,000万円 − 4,200万円 =4,800万円
法定相続分
4,800万円 ÷ 2 =2,400万円
税率
2,400万円は「3,000万円以下」です。
2,400万円 × 15% − 50万円 =310万円
相続税総額
310万円 × 2 =620万円
このように、札幌の不動産価格上昇によって相続税が発生するケースは増えています。
北海道の相続で注意すべきポイント
北海道では本州と異なる特徴があります。
① 土地が広い
札幌近郊では、
- 戸建て敷地
- 賃貸アパート
- 駐車場
の面積が広いケースが多く、評価額が高額になりやすいです。
② 賃貸不動産オーナーが多い
北海道ではアパート経営をしている方も多く、
- 貸家建付地
- 小規模宅地
- 借地権割合
など専門知識が必要になります。
③ タンス預金問題
北海道では高齢者のタンス預金割合が高いと言われています。
しかし、相続税ではタンス預金も当然課税対象です。
関連記事:
新紙幣発行とタンス預金のリスク
相続税を減らせる代表的な特例
小規模宅地等の特例
一定条件を満たせば、
土地評価額を最大80%減額
できます。
例えば、
- 土地評価1億円
- 80%減額
なら、
1億円 → 2,000万円
まで圧縮可能です。
相続税では最重要レベルの特例です。
関連記事:
【札幌】小規模宅地等の特例とは?最大80%減額をわかりやすく解説
配偶者控除
配偶者は、
- 1億6,000万円
- または法定相続分
まで相続税が非課税になります。
そのため、
「一次相続では税金ゼロ」
になるケースも多いです。
ただし、二次相続対策を考えずに配偶者へ集中相続すると、将来的に税額が増えるケースもあります。
「相続税が高い人」の共通点
札幌でも特に相続税が高額になりやすい方には共通点があります。
① 不動産が多い
特に、
- 中央区
- 円山
- 宮の森
- 北広島
- 千歳
- ニセコ
- 富良野
などは評価額が高騰しています。
② 現金を大量保有している
現金は100%評価です。
節税効果がありません。
③ 生前対策をしていない
相続対策は、
- 早く始めるほど有利
- 亡くなる直前では困難
です。
相続税申告は自分でできる?
法律上は可能です。
しかし実際には、
- 土地評価
- 名義確認と判断根拠作り
- 特例適用
- 税務調査対策
が非常に複雑です。
特に北海道は土地が広く、評価論点が多くなりやすいため、専門家への依頼をおすすめします。
関連記事:
相続手続き・スケジュールはこちら
関連記事:
相続税申告の料金プランはこちら
札幌で相続税申告を依頼する税理士の選び方
相続税は「税理士なら誰でも同じ」ではありません。
実際には、
- 土地評価
- 特例適用
- 税務調査対策
で税額が大きく変わることがあります。
札幌で相続税に強い税理士を選ぶ際は、
- 相続税専門性
- 実績
- 不動産評価経験
- 税務調査対応力
- 資格者が直接対応するか
を重視しましょう。
関連記事:
相続税の税務調査はどれくらいの確率で来る?税理士が実務ベースで徹底解説
まとめ|相続税は「税率」だけでなく「特例」が重要
相続税は単純に税率だけで決まるわけではありません。
実際には、
- 基礎控除
- 小規模宅地等の特例
- 配偶者控除
- 不動産評価
- 遺産分割
によって税額が大きく変わります。
特に札幌・北海道では、
- 不動産割合が高い
- 土地評価が難しい
- 相続財産が分散しやすい
という特徴があるため、専門家による検討が重要です。
「相続税がかかるかわからない」
「まずは概算だけ知りたい」
という段階でも問題ありません。
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